『目次』
- 3種の筋肉
- 2つの動き
- 5つの働き
- まとめ
『3種の筋肉』
骨格筋、心筋、内臓筋の3つ
【個数】
人体には約600個の筋肉があります。
↪︎400個程は骨格筋
↪︎200個程は心筋と内臓筋
【表】
対象 構造 細胞 意思
骨格筋 骨格 横紋筋 多核細胞 随意筋
心 筋 心臓 横紋筋 単核細胞 付随筋
内臓筋 内臓 平滑筋 単核細胞 付随筋
【解説】
骨格筋
対象 : 骨格を動かし運動や姿勢をつくる。
構造 : 規則正しい配列で素早く強い力を発揮。
細胞 : 各細胞が融合し反応のタイミングが同じ。
意思 : 状況に合わせて自分の意思で動かせる。
心筋
対象 : 血液を送り出す。
構造 : 規則正しい配列で素早く強い力を発揮。
細胞 : 各細胞の反応するタイミングをかえる。
意思 : 一定の動きをするため意思が関われない。
内臓筋
対象 : 心臓以外を動かし内容物を運ぶ。
構造 : 不規則な配列で柔軟な動きを発。
細胞 : 各細胞の反応するタイミングをかえる。
意思 : 一定の動きをするため意思が関われない。
『2つの動き』
筋肉の動きは収縮と弛緩の2つ。
【表現】
筋肉の動き
収縮 = 縮む(筋肉の長さが短くなる)
弛緩 = 緩む(筋肉の長さが元に戻る)
関節の動き
屈曲 = 曲げる(関節の角度を小さくする)
伸展 = 伸ばす(関節の角度が大きくなる)
『5つの働き』
収縮と弛緩を駆使して5つの働きを行う。
【種類】
1.運動を行う : 骨格や内臓などを動かす。
2.姿勢を維持する : 重力に対して姿勢を整える。
3.熱を生み出す : 酵素が活動する体温を生み出す。
4.他臓器を刺激する : ホルモン分泌で刺激を与える。
5.身体を守る : 身体に加わる力学的ストレスを軽減する
『まとめ』
3種の筋肉が、2つの動きで、5つの働きをおこなう
筋肉は、骨格筋•心筋•内臓筋と3つの特徴に分かれている。
筋肉は、収縮と弛緩の2つの動きを繰り返し行っている。
筋肉は、運動•姿勢•体温•保護•分泌の5つの働きを行なう。
【考察】
2つの動きにアプローチすると5つの働きを促進できる。
↪︎骨格筋は随意のため直接的なアプローチが可能
↪︎心筋と内臓筋は付随のため間接的なアプローチが必要